サラリーマン時代、地方から東京に転勤したことがあった。
一番の心配は「支出が増えること」だった。
「東京は物価が高い」というイメージがあったので、「生活コストが増えて貯金できなくなるのでは?」と心配した。
貯金が増えないと、わたしの早期退職計画が遅れる。
東京に行っても貯金できた
結果から言えば、東京に行っても貯金はできた。
「毎月、給与所得の3割以上の貯金」は維持できた。
貯金できた理由は「住居コストの削減」だ。
特に「家賃」を徹底的にしぼった。
職住接近の格安社宅
東京では会社から徒歩5分の都心の賃貸マンションに住んでいた。
自分で借りるのではなく、会社が「社宅」として借り上げたマンションに住んでいた。
家賃の3割ほどは会社が「家賃補助」として負担する。
だから、わたし自身の家賃の負担は月々数万円だった。
マンションは単身者用のワンルームなので、水道光熱費もそれほどかからない。
会社の近くに住んでいるので余計な寄り道もせず、ほぼ毎日まっすぐ帰宅できた。
深夜残業や飲み会で遅くなっても電車がなくなる心配をしなくてもよかった。
といった「低コスト効果」があり、東京に行っても貯金できた。
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それから数年後、会社を早期退職した。
東京でラッシュアワーの電車に乗る。
これだけは人生でずっと拒否してきた。
出張する時は仕方なく乗ったが、毎日乗るのは絶対拒否した...