定年前に退職してセミリタイア生活に入る場合、ある程度のまとまったお金が必要だ。
数千万円単位の「セミリタイア資金」を40歳までに用意するための心得を5つ挙げてみる。
(あくまでもわたしの経験に基づく)
では、重要度の低いものから挙げていく。
①お金を使わない
セミリタイア資金を作る場合、重要なのは「黒字会計」だ。
家計を黒字にするには「収入を上げる」か「支出を少なくする」の2通りしかない。
収入を上げるのは心身ともにストレスがたまりやすいし、仕事を頑張ったからといって必ず収入が上がるわけではない。
なので「支出を少なくする」ことで貯金を作るのがセミリタイア実現の王道だ。
わたしの場合、月々の給料の30%以上、ボーナスの100%を貯金に回していた。
②ギャンブルはしない
ギャンブルというのは競馬やパチンコだけでなく「株式投資」「FX」、最近では「仮想通貨」も含まれる。
絶対にやるな、というわけではなく、有り金すべてをギャンブルに突っ込んだり、借金してやるような「無茶」はするな、ということだ。
株式投資をするなら確定拠出年金くらいにとどめておいた方がいいと思う。
本格的に「投資」をするのは貯金ができて投資の勉強をしてリスクを理解できるようになってからだ。
③生活防衛資金
サラリーマン時代には「生活防衛資金」として2、3年分の生活費を「貯金」として用意しておいた方がいい。
公務員や大企業正社員でも将来はどうなるかわからない。
セミリタイアを実現する前にリストラや病気で収入が激減したときに備えて、生活が困らない程度の貯金を作っておけば、将来不安を感じずに働き続けることができる。
セミリタイア資金ができるまでは遺憾ながら働き続けなければならない。
④健康
お金以上に大事なのが健康だ。
「健康」といっても健康診断のすべての数値が正常値になるような「完璧さ」は不要だ。
自分の足で歩けて、食事がおいしく食べられて、ある程度の気力があればいいと思う。
健康であればセミリタイア資金が少なくてもなんとかなる。
逆に、お金がたくさんあっても医療費くらいしか使い道がないような健康状態だと「セミリタイア生活」が面白くないだろう。
⑤勉強
セミリタイア資金を作るのに一番重要なのが「勉強」だ。
わたしがサラリーマン時代に「セミリタイア」を目指したとき、貯金・節約・投資に関する本を読みあさった。
セミリタイア生活を送っている人のブログも読みまくった。
勉強して効率的に資金を調達して、1分1秒でも長く「自分のための自由時間」を確保したいものだ。