退職世代の資産延命術 投信の「引き出し方」に工夫(2018.6.23 NIKKEI STYLE)
という記事を読んだ。
仕事をリタイアして貯蓄を取り崩して生活する場合、方法は「定率法」「定額法」「適当法」の3つがある。
「定率法」は元本の一定割合を取り崩す方法だ。
元本が3,000万円で年3%取り崩すとすると、取り崩し額は90万円だ(3,000万 × 3% = 90万)。
「定額法」は一定の金額(年100万円など)を取り崩す方法だ。
「適当法」は記事には掲載されていない方法だ。
取り崩す率や金額は決めず、適当に取り崩していく方法だ。
実は今わたしが今やっている方法(笑)。
今はセミリタイア中の身だけど、年間の貯蓄取り崩し額や割合なんて、決めてないな~。
もし、「定率法」「定額法」で貯蓄を取り崩した場合、100歳時点で残高がどれくらいあるのか、シミュレーションしてみた。
100歳まで生きる確率はほとんどゼロだと思うが、あくまでもシミュレーションということで。
定率法
2018年現在(アラフィフ)の貯蓄から、年3%取り崩したらどうなるか、計算してみた。
65歳まではある程度の収入があり、65歳以降は年金暮らしをすると仮定した。
すると、100歳時点では1,000万円以上の残高があるという結果になった。
定率法は元本が減ってくると取り崩し金額も減ってくるので、減り方がゆるやかになってくる。
定額法
最低限の生活費を毎年一定額取り崩したらどうなるか。
収入は定率法と同様とした。
一応、100歳までは貯蓄は持つが、定率法よりは残高が少ない。
「ギリギリセーフ」といった金額だ。
定額法のメリットは、人生の終盤になるほど定率法より取り崩し額が多くなるから、家計に「ゆとり」が出ることだ。
反面、定率法より貯蓄の減り方が大きいから「いざ」というときの臨時出費に対応できなくなるリスクがある。
まとめ
個人的には貯蓄の減りが少ない「定率法」がいいかなと思う。