Googleのブラウザ「Chrome」が2018年7月24日に「Chrome 68」にバージョンアップした。
常時SSL化していないサイト(URLがhttp://で始まるサイト)は「保護されていません」というメッセージが表示されるようになった。
当ブログもまだ常時SSL化していないので、「保護されていません」というメッセージが表示される(2018.8.3 9:40時点)。
個人のブログも常時SSL化を急ぐ必要があるのか、考えてみた。
まず、常時SSL化しないと「何が保護されないのか」といえば「サイトから送信した情報」だ。
「保護されていません」の意味
Google Chromeのヘルプによると、「保護されていません」のメッセージの意味は次のとおりだ。
サイトはプライベート接続を使用していません。このサイトとの間で送受信される情報は、何者かによって表示または変更される可能性があります。
出典サイトの接続が安全かどうかを確認する(Google Chrome ヘルプ)
つまり、ネット通販サイトやログイン画面があるような重要な情報を入力して送信するようなページがあるサイトは常時SSL化が必要だ。
が、当ブログのように「情報提供のみ」のサイトは常時SSL化を急ぐ必要があるのかなと思う。
常時SSL化しても、サイトの更新をしている端末をカフェやファミレスのような外部に持ち出したり、管理者権限のない家族がウロウロしている自宅の部屋で使ったり共用したりしてるなら、セキュリティ対策ができてないのと同じなので、常時SSL化の意味がないとも思う。
常時SSL化しないとアクセス数が減る?
「常時SSL化しないとGoogle先生の評価が下がって検索エンジン経由のアクセス数が減るのでは?」という心配がある。
なので、Chromeのバージョンアップ前後(2018年7月25日の前後1週間)のアクセス数を調べてみた。
7月25日のグラフはオレンジ色だ。
出典WordPress.comサイト統計情報
Chromeのバージョンアップ直後2日間はアクセス数は「右肩下がり」になったが、しばらくして急増した。
なので、2018年8月3日時点では、常時SSL化の有無とアクセス数はあまり関係がないように思える。
当ブログの常時SSL化の予定
とはいえ、当ブログもいずれは常時SSL化しないといけないと考えている。
今は常時SSL化に向けて、作業内容やリスク等を調査中だ。
「常時SSL化したらアクセス数が激減した」という事例もあるそうなので、慎重に対応したい。