セミリタイアするのに必要な資格は何か。
それは「簿記」だ。
参照簿記(日本商工会議所)
なぜなら、セミリタイアで必要な能力が「資産管理」だからだ。
資産を適切に管理するには「バランスシート(貸借対照表)」を作成する必要がある。
バランスシートは簿記の知識がないと作成できない。
簿記の資格がなくても、簿記の知識は必須だ。
資産は債務と自己資本からできている
セミリタイアしようとしている人や実際にセミリタイアしている人はたいてい「まとまった資産」を持っている。
サラリーマン出身だと、最低でも数千万円~数億円は持っていると思う。
例えば、現預金・株・マイホームなどの資産を5,000万円持っているとする。
5,000万円はすべて自分のモノかといえば、そうでもない。
もし、住宅ローンやクレジットカードの利用などの「借金」が2,000万円残っているとすれば、自己資本は3,000万円だ。
「借金」は他人から調達したお金、「自己資本」は自分で稼いでコツコツためてきたお金だ。
バランスシートを作れば、資産の中身を正しく見ることができる。
債務を減らし自己資本を増やす
セミリタイア生活を送るには、当然ながら借金は少ない方がいい。
資産 ≒ 自己資本
が理想だ。
イコールにならないのは、クレジットカードを使うので一時的に借金ができるからだ。
1回払いで無利息だとしても借金は借金だ。
セミリタイア生活では借金は「クレジットカードの1回払い」で一時的に発生する借金だけにおさえたい。
お金を生んでくれる資産を持つ
自己資本の割合を増やして借金の割合を減らすとともに、「資産の質」も上げていく。
「お金を生む資産」をたくさん持つ。
具体的には配当を生む株・投資信託などだ。
逆に、お金を奪っていく資産は持たないようにする。
例えば、あまり乗らないクルマなど。
持っているだけで税金や維持費でお金が飛んでいくような資産は持たない。