『うつ病をきっかけに30代で会社に頼らない生き方を選択、うつ病は人生の転機だった』(うつリタゆうさん(著), 2019)を読んだ。
「会社に依存しなくてもいい人生」を手に入れる方法が学べる本だ。
著者は会社員だったが、うつ病を発症して休職する。
4か月の休職期間が明けたら「身の振り方」をどうするか、決断を迫られる。
復職か。
別の会社に転職か。
しかし、復職・転職のどちらを選んでも「うつ」が悪化する、と著者は感じていた。
結局、選んだのは本書のタイトルのとおり「会社に頼らない生き方」だ。
つまり「早期リタイア」。
不労所得
幸い、著者は20代から不動産投資をやっており、家賃収入があった。
なので、退職しても収入がゼロになる心配はなかった。
休職中に株式投資の勉強もして、実際に株を始めて成果をあげていた。
ただし、「投資で稼ぎ続けることができるか?」という不安はあった。
辞めても今まで通り稼げるだろうか、でも今の会社では働くことはできないという葛藤がありました。
「会社を早期リタイアして投資家となるか」「しぶしぶ復職するか」という葛藤の末、「投資家」として生きていくと決断した。
もし、投資をしてなくて「給料が唯一の収入源」みたいな背水の陣のようなハイリスクな状態だったら、「しぶしぶ復職」という選択しかなかっただろう……怖い。
家族の支え
早期リタイアを決断できたのは「不労所得」があるが、もうひとつ大きな要因は「家族(著者の奥様)の支え」が大きかった。
以前、妻から言われたように「ゆうさんは元気になったら稼げる人だから大丈夫だよ。」と言ってくれたのも心の支えになっていました。
奥様からこのように言われたら、早期リタイアする自信が湧くしかない。
早期リタイア後の生活
退職後は投資だけでなく仕事もこなしながら報酬を得ている。
どんな仕事をしているのかは本書を参照してほしい。
複数の収入源と家族……これだけあれば、会社に復職する必要なんかないよね。
「30代で早期リタイアして大正解!」と本書を読んで感じた。