スーパーで買い物すると下2桁が98円の商品を非常によくみかける。
「消費税率8%」の食品などの税込額がパッと計算できない。
例えば、税抜価格が398円の場合、税率が8%の消費税を計算する際、
398 円 × 8 % = ?
をふつうに暗算するのは難しい。
が、工夫すれば電卓がなくてもカンタンに計算できる。
結論を言うと、398に2をたして計算しやすい400にして、「400円の消費税(8%)は32円だから、税込で432円で、ここから2を引いて430円」というふうに、税込価格の概算をパッと求めればいい。
税率8%の消費税を速算する
下2桁が98円の税率8%の消費税額を「速算」するための法則は、
「(税抜価格 + 2) × 8 % – 0.16」
だ。
税抜価格が398円の場合の消費税(8%)は、
(398 + 2) × 8 % – 0.16 = 400 × 8 % – 0.16 = 32 – 0.16 = 31.84 円
となる。
「税抜価格 + 2」で下2桁を「00」にして計算しやすいようにするのがポイント。
2を足した分の税額(2 × 8 % = 0.16 円)を引けば、消費税の金額が出る。
税込価格も速算する
消費税が出たので、最後に税込価格を計算する。
税抜価格398円と消費税31.84円を足すと税込価格になるが……。
398 + 31.84 = ?
を正確に暗算できるか、微妙だ。
この場合も、消費税の計算と同様に工夫する。
398 + 31.84 = 398 + 2 + 31.84 – 2 = 400 + 31.84 – 2 = 431.84 – 2 = 429.84 円
と、398に2を足して400にすると計算しやすくして、最後に2を引けば税込価格がカンタンに税込価格が出る。
まとめ
税抜価格が下2桁が98の税込価格(税率8%)は、税抜価格は、
(税抜価格 + 2) + (税抜価格 + 2) × 8 % – 2 – 0.16
となる。
税抜価格が398円の場合、
400 + 400 × 0.08 – 2 – 0.16 = 400 + 32 – 2 – 0.16 = 430 – 0.16 = 429.84 円
だ。
最後の引き算は「2」と「0.16」を順番に引いていく。
一気に「2.16」を引こうとすると難しくなる。
※買い物中に店で概算値を計算するだけなら「0.16」は無視して「税抜398円の税込は430円くらいだな」でOK。