タイトルのような「セミリタイア相談」に回答しているYouTubeの動画を見た。
回答は「難しい」だった。
与えられたデータは「45歳・貯金7,000万円・独身男性」だけ。
これだけでセミリタイア可能かどうか、判断するのは難しい。
7,000万円の貯金ではセミリタイア不可能?
7,000万円の貯金があるのに「セミリタイアは難しい」という回答になった理由は「生活費」だ。
「45歳で独身であっても生活費は月20万円以上かかるはず」と判断された。
生活費が月20万円(年240万円)かかるとする。
単純に、貯金額7,000万円を年間支出額240万円で割ると、
7,000 万円 ÷ 240 万円/年 = 29.1 年
となる。
45歳でセミリタイアすると「無収入生存年数」は29年となり、74歳で貯金がゼロとなる。
つまり、「月20万円超」の生活をすれば70歳まで貯金が持たない。
実際は年金収入があるので貯金がゼロになることはないが、「頼みの綱が年金だけ」になり、精神的に苦しくなるだろう。
だから「貯金7,000万円でセミリタイアは難しい」となるのだ。
低コスト生活が身についているか
「45歳・貯金7,000万円」でセミリタイアが成功するかどうかは「低コスト生活が身についているかどうか」で決まる。
わたしは「低コスト生活が身についている」と思う。
40代で7,000万円もの貯金が作れているのだから「金銭感覚」「コスト意識」はかなり「優秀」だ。
低コストでも充実した生活を送るノウハウを身につけていると推察できる。
7,000万円を自力でためた人がセミリタイアして「浪費で無一文」となる可能性はかなり低い。
万が一、貯金がなくなりそうになったとしても「節約」や「バイト」などで収支のバランスを改善するように行動するだろう。
だから、わたしなら「セミリタイア可能」と回答したい。