今は2021年末だ。
わたしが会社を40代前半で早期退職したのが2011年なので、セミリタイア生活を10年続けたことになる。
10年の節目にセミリタイア生活を続けてみて、感じたことが3つある。
- セミリタイア1年目が一番キツい
- 気楽な生活
- お金の心配がだんだんなくなる
セミリタイア1年目はキツい
セミリタイア生活10年目に振り返ってみると、退職して最初の1年が一番精神的にキツかったように感じる。
会社を退職した当日は解放感に包まれる。
ずっと解放感を感じていれば問題ないのだが、セミリタイア生活はサラリーマン生活と異なる。
異なる環境に入ると、慣れるのに時間がかかる。
加えて次のような「大型出費」がある。
- 退職金の住民税
- 国民年金保険料
- 国民健康保険料
「環境の変化」と「大型出費」でストレスがたまる。
まあ、「キツい」と言っても、サラリーマン時代のキツさに比べるとはるかに甘いのだが。
気楽な生活
セミリタイア生活にある程度慣れてくると、本当に気楽な日々だ。
サラリーマン時代に感じていた緊張感や不快感はなくなる。
ストレスが激減するので、健康になる。
「健康度アップ」は「健康診断の数値」で客観的にも確認できる。
「本当に辞めてよかった!」
と心の底から感じた10年だった。
お金の心配がだんだんなくなる
会社を辞めてセミリタイア生活に入るときに一番心配したのが「お金」だ。
退職すると「本当に貯金は大丈夫か?」という心配があると思っていた。
実際にセミリタイア生活を始めてみると、お金についてそれほど心配する必要がないことがわかった。
理由は「サラリーマン時代に比べて支出が減るから」だ。
「サラリーマンを続けるための必要経費」や「ストレス解消費」が不要になる。
「スーツ代」「クリーニング代」「飲み会費」「ストレス解消のための衝動買い」「現実逃避のための旅行代」などなど、がなくなる。
「株高」で資産が増えたのも大きいが、「想定よりも支出が少ない」おかげで、お金の心配はだんだんなくなっていった。
11年目以降もセミリタイア生活を続ける予定だ。