200, 329, 415をある数で割ると余りが同じ

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YouTubeで次のような算数の問題を見つけた。

私立中学の入試問題だ。

問題文は次のとおり。

200, 329, 415をそれぞれ2以上の同じ整数[ア]で割ると、余りはすべて同じ[イ]になります。

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答案

わたしはこんな風に解いてみた。

200, 329, 415をxで割った余りがrとすると、次のように表せる。

200 = ax + r ……①
329 = bx + r ……②
415 = cx + r ……③

②-①より、129 = (b – a)x
③-②より、86 = (c – b)x
③-①より、215 = (c – a)x

となる。

129は各桁の和(1 + 2 + 9)が12で3の倍数なので、129は3の倍数だ。

129を3で割ると、

129 ÷ 3 = 43

86は偶数なので2で割ると、

86 ÷ 2 = 43

215は5の倍数だから5で割る。

215 ÷ 5 = 43

43は素数だからこれ以上何かで割っても割りきれない。

求める数は?

以上より、①②③は次のように表せる。

200 = 43a + r
329 = 43b + r
415 = 43c + r

200, 329, 415を43で割ると余りが同じrになる。

実際に200, 329, 415を43で割ってみる。

200 ÷ 43 = 4…28
329 ÷ 43 = 7…28
415 ÷ 43 = 9…28

「200, 329, 415を43で割ると、余りはみな28」となる。

答えは、[ア] = 43、[イ] = 28だ。  

今回は中高の数学の知識を使って解いた。小学生向きの解き方は上記動画を参照してほしい。

参照2019年度 サレジオ学院中学過去問【算数】大問2解説(家庭教師サボの部屋)

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