「飲み会の悩み」が解消される確率を考える。
職場の同僚8人で飲み会をすることになり、居酒屋で4人ずつ2つのテーブルに分かれることになった。
Aが仲のいいBと同テーブルになり、苦手なXと別のテーブルになる確率は?
という問題を考えてみる。
理想的な配置
Aにとって理想的な席の配置は次のとおりだ。
まず、8人を4人ずつの2つのテーブルに分ける方法は何通りあるかを計算する。
1つめのテーブルに8人から4人を選んで座らせる。
残りは4人なので、2つめテーブルのメンバーは自動的に決まる。
よって、8人から4人選ぶ組み合わせを計算すればいいので、8C4= 70 通り
ただし、テーブルに区別はないので、8人を4人ずつ2つのテーブルに分ける方法は、
70 ÷ 2! = 35 通り
となる。
人間関係を考慮して配置する
次に、「AがBと同テーブル、かつ、Xと別テーブルになるメンバーの分け方」が何通りあるか考える。
考え方は簡単で、最初にAとBを同テーブル、XをAと別テーブルに配置してしまう。
あとは、「AとBが座っているテーブル」にA、B、X以外の5人から2人選ぶ。
残り3人はすべてXのテーブルのメンバーとして自動的に決まる。
よって、分け方は、5C2 = 10 通り
以上より、AがBと同テーブル、Xと別テーブルになれる確率は35通りのうち10通りだから、
10/35 = 2/7 ≒ 28.6 %
となる。
理想の配置になる確率は低いね。
Aは欠席した方がいい?