「49の奇数乗の下2桁は必ず49になる」
という法則を最近知った。
49の3乗、5乗、7乗といった奇数上の下2桁は必ず「49」なのだ。
493 = 117649
495 = 282475249
497 = 678223072849
9乗以降も本当に下2桁は49なのか、証明する。
証明
「49の奇数乗」を文字を使って表すと、
492n+1(n:0以上の整数)
となる。
492n+1
= 492n × 49
= (492)n × 49
= 2401n × 49
「ある数の下2桁」とは「ある数を100で割った余り」だ。
100で割った余り
2401を100で割った余りは1。
49を100で割った余りは49。
上記の式より、
492n+1 = 2401n × 49
「2401n × 49」を100で割ると余りは49となる。
よって、49の奇数乗の下2桁は49。
(証明終わり)
合同式
合同式で記述すると、
492n+1
= 2401n × 49
≡ 1n × 49
≡ 49 (mod 100)
おまけ:49の偶数乗の下2桁は01
上記の証明より、49の偶数乗の下2桁は「01」であることがわかる。
49の偶数乗は492nと表せる。
492n = 2401n
2401nを100で割った余りは1だ。
よって、49の偶数乗の下2桁は「01」。