なぜ多くの人は不動産投資で失敗するのに、住友不動産はボロ儲けなのか

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秦美佐子著『「本当にいい会社」が一目でわかる有価証券報告書の読み方 ― 決算書だけではわからない「儲かる仕組み」はココを見る!』を読んだ。

なぜ多くの人は不動産投資で失敗するのに、住友不動産はボロ儲けなのか

というタイトルの章に惹かれた。


やたらと個人に勧誘電話がかかってくる「ワンルームマンション投資」を題材に、住友不動産の有価証券報告書を読み解きながら不動産投資の本質を解説する。

単なる有価証券報告書の解説書ではなく、ストーリー仕立てになっているので読みやすいし、頭に入りやすい。

単なる株式投資本ではなく、ビジネスの基本が学べるけっこう奥が深い本だ。

例えば、ワンルームマンション投資とは「30年かけて貯金して、その後貯金を取り崩す作業に過ぎない」と斬る。

ワンルームマンションの投資メリットとして、次の点があるようです。

①年間6%の高利回り
②節税効果
③将来の私設年金

(中略)

「やめたほうがいい」

説明が終わらないうちに僕は決断を下した。

30年ローンを組んでワンルームマンションを買って賃貸収入を得る、というやりかたは、

30年かけて貯金して、その後貯金を取り崩していくのと同じ


と切って捨てている。

ワンルームマンションを買って、ローンを完済するのが30年後だとする。

「築30年のマンション」に払い込んだローン分のお金を回収する能力があるのか……。

これは持ち主本人が住む「マイホーム」にも言えることだ。

結局ワンルームマンション投資で得をするのは不動産販売会社と銀行ということになりますね


これは、「ワンルームマンション投資」を「マイホーム購入」に置き換えられる。

大手不動産会社も利益を出すのに苦労しているのに、素人が安易に不動産投資に手を出して儲かるということは絶対にありえない。

「金儲けの種を赤の他人に教えるバカはない」

これを知っているだけでもかなりの支出を抑えられるはず。

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