サラリーマン時代、体調不良で急に会社を休むときはメールで上司に連絡していた。
もちろん上司の携帯へメールを送る。確実に本人に届くようにするためだ。
携帯が社員全員に配布される前は、休みの連絡は電話だった。上司が出社しているであろう時刻に会社に電話をかける。不在ならば伝言を依頼する。
電話と携帯メールだと、携帯メールのほうが「連絡するハードル」は低くなる。直接話さなくてもいいからだ。
携帯メールの普及で休みの連絡が気軽になったせいで、休みがちになったような気がする。
急で申し訳ありませんが、本日は体調不良のためお休みを頂きます。
と送信したら、ほぼ100%、
了解しました、お大事に。
と返信がある。わたしも、休暇の連絡を受けたら100%「了解しました、お大事に」と返信を返していた。
何?体調不良?何寝ぼけたこと言っているんだ!這ってでも来い!!!
と言われたことはなかった。
携帯メールの普及で休みの連絡がしやすくなった反面、失われたものもある。
朝、会社に電話をかける時のドキドキ感、上司ではなく別の人が出た時の安堵感。