成功とは、成功にあぐらをかかないこと

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朝起きる時間を1時間早めて、読書の時間に当てている。

深夜~早朝は無線LANの電源は切ってあるので、朝は読書くらいしかすることがない。

今は、金谷治『老子~無知無欲のすすめ』 (講談社学術文庫)を少しずつ読み進めている。古来から、なぜ人は「早期リタイア」に憧れるのかが書いてある、早期リタイア者のバイブルのような本だ。本書は現代語訳、書き下し文、原文が掲載されていて、詳しい解説もあるので、漢文が苦手でも読める。

今日読んだパートは、「成功について」。

成功とは、成功にあぐらをかかないこと。

成功者とは、成功にあぐらをかかないから成功者なのだ」、と『老子』は言う。

万物が活発に動いても、聖人はそれについてとかくの説明を加えず、ものを生み出しても、それを自分のものとはせず、大きな仕事をしても、それに頼ることはしない。りっぱな成果があがっても、その栄光に居すわることはない。そもそもその栄光に居すわらないからこそ、またその栄光から離れることがないのだ。

金谷治『老子~無知無欲のすすめ』p.19


いつまでも過去の栄光にしがみついているのは「失敗人生」なのだ。

仕事をブラックボックス化して自分の立場と予算を守るのもまた然り。

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