もしものときに備え、エンディングノートをつけることにした。
自分の意志を伝えられなくなった時、どのような最期を迎えたいかをノートに書いておく。
自己流でやると「記入もれ」が出る可能が高いので「コクヨ エンディングノート」で管理することにした。
生きている時も役立つエンディングノート
ノートのサイズはB5サイズ。ビニールのノートカバーがついていて、使い込んでも劣化しにくいようになっている。
紙の質は普通のノートよりも厚い。「コクヨ帳簿紙」を使用しているとのこと。
「長期保存」を前提にしたノートだ。
普通のノートだと経年劣化やページの抜けが発生するリスクがあるので、大事な情報は丈夫なノートにつけたい。
ノートのタイトルは「エンディングノート」だが、表紙には「LIVING & ENDING NOTEBOOK」と書いてある。LIVING、つまり「健康に生きている時」にも役に立つノートだ。
わたしの場合、人生のエンディングにどうしてほしいのかを書き込むことより、金融資産・クレジットカード・医療機関・連絡先といった「生きている時に役立つ情報」を管理することがメインだ。
個人投資家のように複数の銀行、証券会社に色々な金融商品を保有している人は、ちゃんと紙のノートに書いておいた方がいいと思う。
デジタルデータだけだと消失するリスクがあるし、万が一の時、家族が見ることができるかどうかわからない(特に、家族がデジタル音痴の場合)。
もちろん、悪用を防ぐため「パスワード」「暗証番号」は絶対にノートに記載してはいけない。
エンディングノートに書くこと
記入事項(目次)は次のとおり。
———————————————————————
はじめに
自分のこと……自分の基本情報(氏名、住所、引越歴、勤務先、免許証・保険証、パスポート情報など)
資産……預貯金、口座引き落とし(光熱費、カード、通信費など)、有価証券、不動産、借金、保険など
気になること……携帯(電話番号、メール、加入プラン)、PC(型番、メール、プロバイダ)、WebサイトのURL・ID、コレクション、ペットなど
家族・親族……家族・親族一覧、親族表(家系図)、命日、参加した冠婚葬祭の記録、慶弔費支払記録(祝儀、香典などをいつ、誰に、いくら払っったか)
友人・知人……氏名、連絡先、入院・死亡時に連絡するかどうか
医療・介護……かかりつけ医療機関、病歴、告知・延命措置要否、介護についての要望事項
葬式・お墓……葬儀の内容(宗教、式次第、費用、喪主、戒名、香典、呼んでほしくない人、遺影など)、お墓についての要望・費用など
相続・遺言……遺言書の有無、依頼している専門家、遺産分割について
その他……写真・デジタルデータの保管、大事な人へのメッセージ
———————————————————————
これだけ書いておけば、とりあえずは家族や関係者が困らないのではないか。
ノートに書ききれなければ別紙に記入してノートに貼り付ければいい。
もしくは鉛筆で書いてどんどん修正すればいい。
立つ鳥跡を濁さず。
<参考>
コクヨ エンディングノートのレビュー(YouTube)