「いくらお金があったら会社を辞めるのか」
というアンケートで、「500万円以下」という回答が26%もいることが意外だった。回答したサラリーマンの1/4以上が500万円以下でも会社を辞めたいと思っているのか。
参照会社を辞める資産額1億円、もしくは5億円? (2015.4.21 YUCASEE media)
500万円でも会社を辞める理由
「とりあえず500万円くらいあれば数年は暮らせるし、その間に次の仕事が見つかればいいや」という見通しを持っているのかもしれない。
「500万円以下」という金額は、投資をするには少なすぎるし、完全リタイアするにも少なすぎる。
いちばん多かった金額が「5,000万円超1億円以下」の20%だった。
少額過ぎるのは怖い、かといってふつうのサラリーマンでは高額な貯金を作るのは不可能……という妥協の結果、5000万~1億円に落ち着いたのだろう。
アンケート結果は次の通り。
回答者は190人(男性105人、女性85人。年代は20代95人、30代50人、40代38人、その他7人)。会社を辞める決断ができる資産額の割合は次のようになった。
~1億円 20%
~5億円 18%
~500万円 17%
~5000万円 9%
~1000万円 9%
~100万円 9%
~2000万円 7%
5億円以上 6%出典会社を辞める資産額1億円、もしくは5億円? (2015.4.21 YUCASEE media)
安心して早期退職できるのはいくらか
0.5億り人~億り人になったら会社を辞める……セミリタイアする金額としては、現実的だ。「何となく安心できる」金額。「何となく安心できる」というのはセミリタイア生活にとって意外に大事なことだ。
体のあらゆる部分は心に依存している。心はさいふに依存している。
富は要塞であり、貧困は廃墟である。
『ユダヤ五〇〇〇年の知恵』(ラビ・M・トケイヤー著 講談社+α文庫 1993) p.142
ただ、5,000万円~1億円というのは40歳未満で退職するにはちょっと少ないかな、微妙な金額。あくまでもわたし個人の意見だが。でも、月10万円以下のような低コストで生活できる地域に住めば楽勝かな。
記事によると、最低額は50万円、最高額は50億円とのこと。
50億円あれば年5,000万円使っても100年持つ。50億円も貯めこんで何するねん。