うつ病と糖尿病を抱えながら退職せずにがんばる姿が痛かった

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初秋の木の葉

もう何年も前の話なので、ブログに書く。

知人でうつ病を患っている男がいた。

彼は40代妻子ありで、誰でも知っている某有名メーカーの関連会社で正社員として勤務していた。

うつ病の治療のため、休職していたのだが、ある日彼からメールが来た。

メールには「うつ病と糖尿病を併発した」と書いてあった。

うつ病だけでなく、糖尿病も患っているって、大丈夫なんだろうか?

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復職後に挫折・再休職

彼のメールによると、休職期間が終わって復職したらしいのだが仕事で大きな挫折をして心身ともに大ダメージを受けたらしく、再び休職したらしい。

そして、ストレス解消のために食べ過ぎて、体重がとんでもないことになったようだ。

結果、糖尿病の併発につながった(ヘビースモーカーであることも原因か?)。

彼は転職はせずに、「もとの職場に再度復職できるようにがんばる」とのこと。

わたしは彼のメールに返信したが、「復職めざしてがんばってください」とは書けなかった。

「がんばれ」という言葉があまりにも残酷な言葉に思えたからだ。

お金や世間体よりも自分を大事にしてほしい

家族がいればお金は必要だし、マイカー、マイホームがあればさらにお金がかかる。

勤務先が有名企業で安定していると、辞めるのは惜しい気持ちもわかる。

ただ、端から見ていて「大丈夫なのか?」と思う。

会社で心身ともに大きなダメージを受けながら、さらにうつ病と糖尿病も抱えながら仕事を続けるというのは、もはや人間ができる能力をはるかに超えている

40代で転職や早期退職すれば、大企業並みの収入は期待できないかもしれない。

彼は手に職を持っている。つまり「社外でも通用するスキル」を持っているので会社を辞めたからといって無職になる可能性は低い。

病とストレスを抱えながら高給をもらい続けるより、会社を辞めて心身ともに回復してから自分に合った仕事を探す方がいい。

何が何でも今の会社にしがみつく必要はないんだけどな。やっぱり有名企業の「ブランド信仰」があるのだろうか。

今の会社にこだわるより、家族や自分の心身と相談しながら病気を治してから最適な環境を探したほうが長期的に見て絶対に利益は大きい。

彼のようなストレスや病気を抱えながらも退職できない人を見て「自分には真似できないな、早目に辞めよう」と思った。

そして、40代で早期退職した。

辞めてよかった。

もし、彼からメールをもらった時にタイムスリップできるなら、自信を持って「そんな会社辞めちまえ、辞めたって死んだりホームレスになることは絶対にない」と彼にアドバイスできる。

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