先日、当ブログで紹介した本『ジーパンをはく中年は幸せになれない』 (津田秀樹著 アスキー新書 2009)が当ブログ経由でけっこう売れている。
紹介記事新人に忘年会で「恥ずかしい芸」をさせるのは「社畜」にするため – SOUTAi 40
本のタイトルが「魅力的」だからかな?
中年がジーパンはいたらアカンの?
わたしが本書を読もうと思ったのも、「なぜ”ジーパンをはく中年”は幸せになれないのか?」という疑問を持ったからだ。
なぜ幸せになれないのかは、ぜひ本書を手にとって読んでみてほしい。
わたしが記事で紹介したのは、「人は、人前で恥をかかされると、他人に服従しやすくなる」というトピックだ。
本書には他にも興味津々な話が詰まっている。
なぜチャンスをライバルにゆずってしまうのか
いくつかわたしが「面白い!」と思った例をあげてみると……
- 大人買いでは心は満たされない
- 甘いものを食べると、不幸感が高まる
- チャンスをライバルにゆずってしまう
- 成功を捨てて確実に失敗する仕事を選ぶ
- 不幸がうつるのはなぜか?
本当に人間って、面白い。
「成功したい」と口では言うが、実は成功よりも自尊心(プライド)の維持の方が大事なのだ。
プライドを守る(つまり恥をかかない)ためなら、仕事で失敗することも、お金を失うことも、命を危険にさらすことも、中年のくせにジーパンをはくこともいとわない。
これが人間なのだ。
読んで損はないと思った一冊だった。