泣けばMRFの「元本割れ」を避けられるのか。
「MRF資金 マイナス金利の適用緩和 申し入れ」(NHK 2016.2.10)という記事を読んだ。
MRF資金 マイナス金利の適用緩和 申し入れ https://t.co/vLtluQMbrI #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) 2016, 2月 9
MRF運用会社が日銀に、MRFへのマイナス金利政策の緩和を申し入れたのこと。
いわゆる「泣き」を入れて、MRFはマイナス金利の例外とするように頼んだということだろう。
日銀に頼めば「マイナス金利の適用外」となるなら、MRF以外の金融商品を運用している会社もみんな日銀に「陳情」するのではないか。
どうなるんだろう。
MRFは投資信託の一種だから、銀行預金とは違って「元本割れ」のリスクがある。
ファンドの基準価額は、投資を行なっている有価証券等の値動きによる影響を受けますが、これらの運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。
したがって、ファンドにおいて、投資者の皆様の投資元金は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元金が割り込むことがあります。なお、投資信託は預貯金と異なります。
“「野村MRF」目論見書”より (野村アセットマネジメントHP)
だからといって、本当にMRFが元本割れしてしまえばパニックになって、証券口座から資金が逃げる。
ますます「投資離れ」が加速する。
ただ、「元本割れ」の不安を持ちすぎて萎縮しすぎる必要はないと思う。
MRFは流動性が高いので、万が一マイナス金利の影響で「元本割れ」が発生すれば、すぐに銀行口座に出金すればいい。