当ブログに「退職時の貯蓄額を教えてくれませんか?」というメッセージがポツポツと来る。
おそらく、「X歳で貯蓄額Y円で会社を辞めました」というような情報を知りたいのだと思う。
今のところ、当ブログでは非公開としている。
非公開の理由
なぜなら、退職時の年齢と貯蓄額(資産総額)を公開するのは、プライバシー保護やセキュリティの観点からデメリットが大きいと考えるからだ。
仮に公開して、退職時年齢と貯蓄額を読者が知ったとしても、あまり参考にはならないと思う。
せいぜい、読者の「のぞき見趣味」を満たすか、「貯蓄額で勝った(または負けた)」と優越感(または劣等感)を味わうくらいの効果しかないだろう。
セミリタイア生活と一口に言ってみても、生活環境が千差万別だから、他人の数字(退職時年齢、貯蓄額)にこだわる必要はない。
仮に40歳で退職するとしても、「2000万円で十分」という人もいれば「1億円あっても足りない」という人もいるだろう。
「早期退職したい」と本気で思っている人は、貯蓄額がいくらであろうとも辞めるだろう。
単に愚痴で「会社を辞めたい」と言っているだけの人は、貯金が1億円あっても辞めないだろう。
早期退職するための金額
わたしの個人的経験から言えば、「他人が何歳で貯蓄額がいくらで会社を辞めたのか」が気になっているというのは、まだ「早期退職の本気度」が足りないのだと思う。
会社で嫌なことがあって「早期退職 貯金」というキーワードで検索をかけて「現実逃避」している段階ではないだろうか。
「会社を辞めてどんな人生を送りたいのか」が見えてくれば、おのずから必要な貯蓄額が明確になってくるはずだ。