過去12年(2003~2014年)の年度末(12月末)の純金融資産残高の推移をグラフにしてみた。
2003年度末の純金融資産残高を100としている。
なぜ2003年からスタートしているのかといえば、家計簿をキチンとつけはじめたのが2003年からだから。つまり2002年以前は正確な数字が残っていない。
グラフの色は、サラリーマン時代は青、セミリタイア中は緑で表している。
解説
12年の間で大きな変動は3回あった。
- 1回目……2005~2006年の小泉政権時代の株高+昇給
- 2回目……2008年のリーマン・ショックによる株価大暴落
- 3回目……2012年末からのアベノミクスによる株高大暴騰
リーマン・ショックの時は会社の仕事が忙しくて株式投資している余裕がなく、持っていた株や投資信託は投げ売りせずに放置していた。
つまり、ほったらかしにしていた。
あまりに値下がりしていたので、精神的に余裕が出てきたときに国内外のインデックスファンドを中心に少しずつ買い足していった。
それが、退職後の2012年にアベノミクスによる株高で開花した。
嬉しい誤算
嬉しい誤算だったのは、「退職後も意外に金融資産が増えた」こと。
会社を退職して、セミリタイア生活に入る前は「貯金をチビチビと取崩しながら生活していくんだろうな」くらいに思っていた。
だから、金融資産は「ゆるやかに右肩下がりに下がっていく」という予想をしていた。
退職当時の2011年は震災とデフレで、とても「株価が上がっていく」なんて期待はまったくなかったからだ。
あと「ブログで現金収入が期待できる」とわかったこともよかった。
これからどうする?
今後は、このまま株価が上がっていくかどうかはわからない。
以前、「儲かった時は貯金して、貧乏なときにパッと使う」で書いたように、金融資産が右肩上がりで増えている時ほど、投資は保守的であるべきだ。
「調子に乗ってリスク資産への投資を増やす」ことはないだろう。
確定拠出年金の積立と、気が向いたらNISAを使うくらいだと思う。
参照:ポートフォリオ