出世を諦めフリーへ、「5つの進路」の明と暗 (2016.9.26 ダイヤモンド・オンライン)
という記事を読んだ。
組織内での「先」が見えた40代後半~50代前半のサラリーマンが、出世を諦め、会社を退職してフリーに転身したとしたらどうなるのか。
5種類の進路が紹介されていた。
5種類の共通点は「会社で働く」ということだ。
フリーの立場で顧客企業にコンサルティングしたり、業務請負で仕事したり……。
記事で紹介されていた働き方では「フリー」というより「収入も身分も不安定な”社外社畜”だな」と感じた。
最悪、元部下や元後輩から「理不尽な要求」が飛んでくるフリーランス人生になってしまうんじゃないか。
これでは会社を辞めた意味がない。
というわけで、上記記事では紹介されていない「第6の進路」を目指したい。
会社を辞めても権力闘争は終わらない
フリーランスであっても会社に関わると、組織の中に取り込まれてしまう。
確かに、会社を社内の出世競争からオサラバできる。
しかし、フリーで会社に関わると、記事で紹介されているように、「会社と個人のパワーゲーム」になってしまう。
「すごいスキル」「他人が持っていない特別な能力」を持っていたら会社に対して強く主張することができるけど、平凡なフリーだと「なんでもやりますから仕事ください」とペコペコ頭を下げることになる。
これじゃあ、サラリーマン時代と変わりない。
退職後は会社と関わらない「セミリタイア」
せっかく会社を辞められたのなら、会社と関わっちゃダメ。
関わらないためにはどうするか?
わたしが選んだのは、セミリタイアだった。
自由時間を最大限持ちながら、やりたい仕事だけをする。
そのためには、ある程度の貯金を作ってから会社を辞める。
貯金は「会社と関わらないための軍資金」となる。
結局、「軍資金」を十分用意できないまま会社を辞めちゃうから、フリーとして「会社に頭を下げて仕事をもらう」ことになっちゃうんでしょ?
こんなんじゃあ、せっかく自由になれたのに、時間がもったいない。
軍資金を用意できたら、やりたい仕事の元手にするもよし、何もしたくないなら軍資金で自由時間を買うもよし。
わたしのセミリタイア生活の内容については著書『40代で早期退職して自由に生きる』を参照してください。