先日、Google Analyticsの管理画面を見ていると、
「5000万で生活できるか」
というキーワードで当ブログにアクセスがあった。
「5000万で生活できるか」というのは「貯金が5,000万円あったら早期リタイアできるか?」と読み替えた。
貯金が5,000万円あれば、会社を辞めてもいいか?
「持ち家」がなければ早期リタイア不可能か
「5000万で生活できるか」Googleで検索してみると次の「Yahoo!知恵袋」が検索結果にあった。
参照50歳で5千万の貯金があったら、仕事やめても生活できると思いますか? – … – Yahoo!知恵袋
回答の一つに、「持ち家がなければ早期リタイアは精神的にキツい」と解釈できる答えがあった。
引用してみる。
60歳・持ち家あり・貯金5000万・独身 なら十分だと思いますが・・・
持ち家なしの貯金5000万なら、50歳で早期リタイヤは気が早いと思います。
持ち家の有無ってかなり大きいですよ。お金のことだけじゃなく、精神的にも。
早期リタイアするなら、貯金の金額も大事だが、それ以上に大事なのが「持ち家があるか」、ということらしい。
持ち家がなくても早期リタイアできる
わたしは、持ち家の有無と早期リタイアできるかどうかは関係ないと思っている。
「持ち家がないと早期リタイアできない」と思うのは、日本人の持ち家志向が強いからだ。
それ以上の意味はない。
ちなみに、日本の持ち家住宅率は61.9%(平成25年住宅・土地統計調査(総務省))
持ち家にしろ、賃貸にしろ、「住居」は「お金」と交換可能な価値だ。
住居費をちゃんと現金で用意できるなら、持ち家に住むか、賃貸に住むかは「趣味の問題」でしかない。
「5,000万円ぽっちじゃ家賃で貯金を使い果たして無一文になる!」というなら、それは「家賃が高すぎる賃貸」に住んでいるにすぎない。
もっと家賃が安い部屋に引っ越せばいい。
「持ち家」は不動産投資
賃貸に住んでいる人が早期リタイアしても、何の問題もない。
持ち家を持たない人は「株式」や「預金」で金融資産を持っているはずだ。
もし、賃貸に住みながら「株式」や「預金」を持つよりも「持ち家」を所有するほうが投資上有利と判断するなら、「持ち家」を買えばいい。
金融資産を「持ち家」という固定資産に変換すればいい。
「持ち家」は「不動産投資」だ。
「持ち家」を買ったほうが有利だと思えば買えばいいし、賃貸のほうがいいと思えば賃貸にすればいい。
まとめ
住居の形態(持ち家 or 賃貸)で早期リタイアできるかどうかを判断するのはナンセンス。
だって、持ち家か賃貸かなんて、早期リタイアにはどうでもいいことだから。