今日(2021年3月11日)は東日本大震災から10年となる日だ。
当時はまだサラリーマンで、関西方面のオフィスにいた。
14時46分、震源地からかなり離れていたがオフィスが大きく揺れたのを覚えている。
阪神淡路大震災以来の大揺れだった。
揺れがおさまってしばらくすると、全社員あての安否確認のメールが来た。
「生存している」旨の返信をした。
早期退職から10年
わたしが40代前半で会社を辞めた年が東日本大震災と同じ年の2011年(平成23年)だ。
思い切って会社を飛び出した。
なので、2021年は「早期退職してから10年」でもある。
退職後は「セミリタイア」というライフスタイルを選んだ。
なので「セミリタイア10年選手」だ。
セミリタイアして想定外だったこと
2011年で早期退職してセミリタイア生活を始めて、想定外に驚いたことがある。
それは、
「会社を退職してたいして働かず10年もたっているのにお金が増えている!」
ことだ。
会社を辞めた当初は「貯金を取り崩す生活」を想定していた。
退職時の日経平均株価は8千円台で、「株式投資で資産を増やす」なんて考えられなかった。
アベノミクス
潮目が変わったのは2012年から始まった「アベノミクス」だ。
株価がどんどん上がっていった。
直近(2021年3月10日)の日経平均株価は29,036.56円だった。
退職して2万円近く上がっている。
直近(2020年末)の純金融資産は退職年(2011年)の年末に比べ約1.36倍となった。
健康であればとりあえずOK
お金は想定に反して増えていったが、セミリタイア生活の10年で実感したのは
「お金より健康が大事」
だ。
退職当初の想定どおり「完全リタイアして貯金取り崩し生活」でも健康ならそれで幸せだ。
株高で自動的に資産が増えていっても、病気で自由に動けないなら、幸福度はかなり下がっただろう。
ぶっちゃけ、健康であればお金はついてくる。
お金に困ってお金が必要なら働けばいい。
わたしは幸い、早期退職して10年経過した今もバイトなどの雇われ仕事をしないですんでいる。
「退職したけどヒマすぎて再就職したーーーい!」なんてこと、思ったこともない。
ありがたい。