今すぐ会社を辞めたい。
貯金もある程度ある。
数十年は無収入でも大丈夫だ。
でも……辞められない。
なんとなく不安だ。
というケースはよくあると思う。
お金があっても辞めるのが怖い
「逃げ切り計算機」で、
試算の結果、あなたは、100年間以上生きられそうです
という結果が出ても、なんとなく不安だ。
- 本当にシミュレーション結果のとおり、お金は絶対に大丈夫なのか。
- 無一文になってもどこも雇ってくれなかったらどうしよう。
- 会社を辞めたとたんに株が大暴落したらどうしよう。
- 大きな病気になって、寝たきりになって莫大な医療費がかかったららどうしよう。
- 大震災で住宅ローンが残っている家がなくなったらどうしよう。
- 離婚して莫大な慰謝料を請求されたらどうしよう。
といった「不安」がよぎって、「退職」を躊躇する。
なぜか?
「覚悟」がないからだ。
「早期リタイア後に無一文になる覚悟」が。
覚悟すれば楽になれる
「早期リタイア後に無一文になってもいい」
という「覚悟」ができれば、精神的にかなり「楽」になる。
なぜなら、「覚悟」したことがすべて現実化する確率は「かなり低い」ことが実感できるからだ。
ある程度(1,000万円以上)の貯金がある人は「お金を管理する能力」がある人だ。
貯金だけでなく、投資で資産を増やしている人は「リスク管理」もできる人だ。
ブログを持っていて継続できているとしたら、「考える能力」「書く能力」「持続力」のある人だ。
会社を辞めたとたんに虎の子の貯金を浪費しまくったり、ハイリスクな投資に手を出して無一文になる確率はかなり低い。
考えられる「最悪の事態」をすべて紙に書き出してみて「万が一実現化してもすべて受け入れる覚悟」ができたら、いつでも会社を辞めることができる。
本当に実現化したら、対策はそのときに考えればいい。
「最悪の事態」が実現する前に考えた対策より、実現後に考えた対策の方が有効だからだ。
「お金を失う覚悟」がないために退職を先延ばししているなんて、時間がもったいないし、能力の持ち腐れだと思う。