先日紹介したKindleのセール「【最大50%OFF】現代新書クラシックスフェア」(2017.3.9終了)の対象品で、
『いきいきと生きよ ゲーテに学ぶ』(手塚富雄著,講談社現代新書,1968)
が当ブログ経由でよく売れた。
古典はなかなか売れないのだが、意外にもよく売れたので備忘録として書いておく。
ゲーテの言葉が何百年経っても色あせない普遍性を持っているから今でも売れるんだろうなと思う。
本書はゲーテの名言を取り上げて著者がコメントをするという形式の本だ。
本書の紹介文を、本記事で再掲しておく。
※※
ゲーテの名言集。
こころが開いているときだけ この世は美しい。
ブログを書くときにもゲーテの言葉は役に立つ。
大作をしないように気をつけたまえ。最もすぐれた人々でも大作には苦しむ。……わたしもそれで苦しみ、そのためにどんなに損失をうけたか、身にしみて知っている。
エッカーマン『ゲーテとの対話』1823年9月18日
「大作」とは「大ヒット」「大儲け」「有名化」と言いかえてもいい。 (原書”Gespräche mit Goethe in den letzten Jahren seines Lebens“を見てみると、”eine große Arbeit”を「大作」と訳している)
大きな実績、結果を出さないといけないと思い込み、苦しむ。 「それは避けよ」とゲーテは言う。
一歩一歩がゴールであり、一歩が一歩としての価値を持たなくてはならない。
「一歩」をコツコツ積み上げていって「大きな実績」となるのではなく、「一歩」自体が価値を持つから、「一歩」がひとつでもあればそれで満足していいのだ。
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