医療費を8割節約できたら老後不安はなくなりそう

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薬

富家孝『不要なクスリ 無用な手術 医療費の8割は無駄である』 (講談社現代新書,2016)を読んだ。

老後資金の不安要素として「医療費・介護費がいくらかかるかわかない」というのがある。

医療・介護に関するお金やその他の不安要素を挙げてみると、

  • 少子高齢化で国民皆保険制度が改悪され、医療費・介護費が値上げされるのではないか。
  • 年1回の健康診断やがん検診で結果に一喜一憂しないといけないのか。
  • 大きな病気をして長期間寝たきりになるのではないか。
  • 人生の最期で延命治療を強制されて苦痛と浪費の中で死んでいくのではないか。
  • 「がん」は早期発見して早期治療しないと苦しんで死ぬのか。
  • 一人暮らしで誰にも看取られず自宅で孤独死するのではないか。
  • 病気になっても「老後貧乏」で病院に行けず、病気の苦痛に耐えなければならないのか。

などなど、老後の医療・介護に関する漠然とした不安は尽きない。

これらの不安を解消するために、「老後資金」としてお金を貯め込んだり、民間の医療保険に加入する必要があるのか?

健康を維持するために定期検診を受けたり、治療や薬の服用をしたりする必要があるのか?

という疑問を持ったのが、本書を読みたくなったきっかけだ。

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医療費の8割は「無駄」

本書によると、医療費の8割は無駄であるという。

大多数の人は、歳を取るとともになんらかの病気を発症して、医者の世話になります。そうして、おそらく死ぬまで高額な医療費を払い続けています。

しかし、その8割は無駄なのです。あなたが払う医療費は、検診代だったり、クスリ代だったり、あるいは手術代だったりしますが、検診もクスリも手術もじつは不必要なことが多いのです。

p.3

※強調は引用者による。

え?

いつも結果にドキドキする「定期検診」や、クスリや手術の多くが「不要」であれば、莫大な「お金」「時間」「安心」が手に入る

本書によると日本人男性の生涯医療費は約2,400万円だ。

自己負担を3割とすると、もし無駄な8割(2,400万円×0.8×0.3=576万円)を「節約」できたら、「老後資金」は600万円近く浮く

医療費として消える予定だった約600万円を自由に使えたら、ハッピーなリタイア生活が送れるのでは?

医者に行って治る病気は2割

なぜ医療費の8割は無駄と言えるのか?

その根拠は、

単純に言って、病気には三つの種類があると思ってください。

一つ目は、医者にかかって治る病気。二つ目が医者にかかっても治らない病気。三つ目がかかるとさらに悪くなる病気です。おおまかに言って、医者にかかって治る病気は全体の2割で、あとの8割はかかっても治らないか、あるいはさらに悪くなります(副作用が大きい)。

p.212

つまり、病気のうち、病院で治療・手術したり薬を飲んでも「無駄」もしくは「さらに悪化」するのが(恐らく金額ベースで)全体の8割あるから、医療費の8割が無駄というわけだ。

老後資金を浪費しないための1冊

本書を読んでおけば「本当に必要な医療」「老後にかかる医療費・介護費」が把握できる。

「老後資金」として無駄にお金を貯め込んだり、老後の健康に「漠然とした不安」を感じたりすることはなくなるはずだ。

正しい知識がなければ、いくらお金を貯め込んでも、人間ドックに行ってもウォーキングや筋トレしても不安は消えない。

あえて病気や老後の心配をするなら「正しく心配」したいものだ。

目次
第1章  65歳以上は年に70万円という医療費のカラクリ
第2章  医者はこうして稼いでいる
コラム(1)「人間ドック」と「各種検査」の値段
第3章  「糖尿病」「高血圧」生活習慣病のお値段
コラム(2)歯にかかる医療費と歯科治療の問題点
第4章  飲み続けていいクスリ、無駄なだけのクスリ
コラム(3)おくすり手帳とジェネリック医薬品
第5章   誰も知らないがんの治療費のこれから
コラム(4)がん検診は無駄?それとも有効?
第6章   「部位別」10年生存率と、無用ながん手術
第7章   800万円「介護」費用と「終の棲家」選び
第8章   「終末期医療」相場と「達観する勇気」

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