今日から4月、新年度だ。
新年度といえば新入社員の頃、「ブラウンスーツ」を買わなかったことを思い出す。
新卒で会社に就職して、スーツを買いに行った。
新人が着ても違和感がない「紺色系」のスーツを買おうと思っていた。
しかし、店員さんがしきりに「ブラウン(茶色の)スーツ」を勧めてくる。
「いえいえ、新人なので紺色でいいんです」
と断っても、なぜか「ブラウンスーツ」を勧めてくる。
なぜ、ふつうの日本企業の新人サラリーマンに「ブラウンスーツ」を勧めるのか。
理由は「冒険してほしいから」だそうだ。
はあ?
店員さんいわく、「新人だから紺色というのはあまりにも無難すぎます。ぜひ”ブラウン”のスーツを着て冒険してほしいんです」。
もちろん、「冒険の提案」を断って、ふつうの、無難な、紺色のスーツを買った。
ブラウンスーツを着て出社すれば、「目立つ」という「冒険」ができたかもしれない。
「冒険」はできるが、職場で浮く。
それは絶対に避けたい。
何事も「ふつうに、無難に」こなそうと思っていた新入社員時代には、ブラウンスーツを着て冒険する勇気はなかった。
「冒険しなくてよかった」、と今も思っている。
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あすから4月。新社会人のみなさん、#コンプライアンス(#法令順守)には注意したいものです。公私の区別や酒席での会話など、気をつけたいポイントをまとめた記事を紹介します。
▶経費・SNS・酒席…会社で注意したい法令違反https://t.co/YHeavJgOyh— 日経新聞 法務報道部 (@nikkei_legal) 2017年3月31日