貯金10億円ホルダーを老後破産させる方法

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簿記

先日、ネットニュースで「数千万円の貯金があっても老後破産するかもしれないぞ」みたいな記事を読んだ。

タイトルだけ見ると、「貯金が3,500万円あっても老後破産してしまうような暗い記事」に思えた。

将来不安を煽っているような。

しかし、記事の中身は「喜劇」といってもいいくらい面白い。

記事の内容を要約すると、

お金は使ったらなくなる

この一言に尽きる。

当たり前やん。

仮に老後資金が10億円あっても年に1億円使えば10年で破産する。

10億円が底をつく老後破産の現実

という記事が書けてしまう。

ふつうに生活して、収入や貯蓄額に応じて家計を見直す習慣があれば、3,500万円の貯金で老後破産なんかありえないのに、妄想の世界で無理に破産させようとしている。

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老後破産の原因は特別支出

記事の内容はこんなかんじだった。

とある夫婦(夫65歳、妻64歳)は貯金3,500万円を持っていて、収入は夫婦の年金(月収23万円)と妻のパート収入(同6万円)だ。

収入は月収23万~30万円、支出は月22万~24万円。

これだけだと、家計は黒字で貯金の取り崩しは発生しない。

しかし、この夫婦の家計には「特別支出」というのがあって、月々の生活費とは別に年100万円の支出があるという。

内訳は「固定資産税、自動車費(車検・税金)、レジャー費、家電買い替え」など。

記事によると、この「特別支出」が老後破産の原因だとする。

もし、妻がパートを辞めて収入が年金だけになると、家計は赤字になり妻の平均余命より前に破産するというのだ。

冷蔵庫とエアコンを毎年買い替える?

「特別支出」の中身をさらに見てみた。

すると、「本当に毎年払う必要があるのか?」と疑問に思えるような費目がいくつかあった。

つっこんでみる。

孫たちと旅行……15万円

孫たちと旅行するのは、彼らが小学生くらいまでの数年間だけではないか。

「特別支出」は死ぬまで「予算」として計上されている。

孫たちが30歳近くになってもまだ「15万円」もかかる旅行をし続けるのか?

冷蔵庫の買い替え……15万円、エアコンの買い替え……8万円

冷蔵庫やエアコンを毎年買い替えるの?

最新モデルに常に買い替えていきたいというこだわりがあるのだろうか?

まとめ

妻がパートを辞めて収入が減っても支出は絶対に減らさないのかな。

貯金が底をつきかけているのに高価な家電製品を毎年買い替えたり、年に30万近くも旅費に費やしたりできるだろうか?

ありえない。

ありえたとしたら、老後破産というより、単なるバカだと思う。

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