老後破産を防ぐための生活保護・年金・遊び方

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老後破産は必ず防げる 年金と老後資金を増やす裏ワザ!』(大村大次郎(著), ビジネス社, 2016)を読んだ。

老後に家計が苦しくなり、日常生活に大きな支障が出る前にどうすればいいか。

本書によると「老後破産」を回避するための対策は2つ。

  • 早めに決断すること
  • 助けを求めること

本書は生活保護制度の利用方法をメインに記述している。

老後、年金だけで生活できなくなれば、まとまった貯金がなければ、あとは生活保護に頼るしかない。

生活保護を受けるには「早めに決断」して「助けを求める」ことが必要だ。

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どんな人が生活保護を受けられるか

生活保護が受けられる条件は次の4つ。

1 日本人であること。

2 生活保護の申請がされていること。

3 収入が基準以下であること

4 資産が基準以下であること

p.30

意外にハードルが低い。

ただし、4の「資産が基準以下であること」については、貯金がある人にとってはハードルが高い。

なぜなら、保有できる資産は、生活保護申請から支給決定までの期間である「半月」の生活費しか認められてないからだ。

例えば、生活費が月20万円なら、持てる資産は10万円の貯金だけ。

もし、「預貯金が3,000万円と株が5,000万円、合計8,000万円あります(笑)」みたいなまとまった貯蓄があれば生活保護の要件を満たさないことになる(こんな人は生活保護はいらないだろうけど)。

この「生活保護申請前に資産(貯金)が持てない」のが生活保護制度の大きな問題だ。

年金を増やす

生活保護の他に「老後破産」を防ぐ手段として「年金の支給額を上げる」ことを本書は主張する。

退職金や貯金だけでは頼りないからだ。

何歳まで生きるかわからないから。

どうやって年金支給額を上げればいいか。

投資家なら「確定拠出年金(iDeCo)」が必須の老後対策だ。

詳細は本書で。

格安で遊ぶ

生活保護や年金の話ばかりだと暗くなる。

老後だって遊びたい。

生活費のために遊ぶのをガマンして節約・貯金するのは、つらい。

そんなときは、「格安の公営施設」を使って遊んだり、図書館で無料でDVDやCDを楽しんだり、「税金で習い事」をする方法などが紹介されている。

まとめ

「老後破産」を防ぐのは貯金や年金も大事だが「正しい知識」を身につけることがさらに大事だと思う。

何も勉強せずに老後に対して「漠然とした不安」を持つのは人生もったいない。

使える公的福祉制度の知識を身につけて徹底的に利用すれば、莫大な貯金がなくても「老後破産」は防げる。

お金がなくても公営施設や公的補助制度を使えば格安で遊んだり学んだりできる。

日本人の最大の老後資産は「日本国」くらいのつもりでどっしりと構えていればいい。

と、本書を読んで感じた。

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