31歳で約1億円の貯金を作ってコンピュータエンジニアの仕事をさっさとを辞めたカナダ人女性の記事を読んだ。
参照仕事に縛られなければ生活費は安く済む。1億円を貯めて31歳でリタイアした女性からの助言 (2017.3.7 BUSINESS INSIDER JAPAN)
退職後は夫婦で世界中を旅して暮らしているとのこと。
この記事の要点は、彼女が「生活にお金がかかる理由は”仕事をするから”だ」と見抜いた点だ。
早期リタイアすれば支出が下がる
その立場にならないと実感できないけど、仕事に関する経費がなくなれば、生活コストは下がるんです
「その立場」とは「早期リタイア生活を送っている」ことだ。
実際に仕事を辞めてみないとわからないが、サラリーマン時代に比べて生活コストが激減する。
家を買うよりキャッシュ
彼女に関する別の記事を読んでみた。
参照How a 30-something couple got rich and retired by not joining home ownership ‘cult’ (2016.8.15 CBC News)
両親から「家を買え!」と言われていたらしい。
「賃貸に住むヤツは負け組だ!」(”If you’re a renter, you’re a loser.”)と言われ、家を買うことを強く勧められた。
しかし「マイホームを買ってしまったら住宅ローンに縛られる人生になる」と知っていたので断った。
「人生の大半を借金で縛られる」という選択肢を避けた。
家を買わず、懸命に働き、慎ましい生活を続け、種銭を作って投資した。
生活費は配当金でまかなう
結果、経済的自由を手にして31歳で早期リタイアできた。
早期リタイア後の生活費は夫婦で年間3万~4万ドルとのこと。生活費は配当金で捻出している。
「ドル=カナダドル」とすると、彼らの生活費は日本円で年間270万~360万円くらいだろう(1カナダドル=90円で概算した場合)。
30代で1億円を超える金融資産を持っていて、年間支出が夫婦で300万円台前後で、生活費を配当金でまかなう自由気ままな生活だ。