「老後には定年までに3,000万円必要」
「”豊かな老後”を過ごしたければ1億円用意しろ」
「40代で早期リタイアするには5,000万円必要」
こんな「将来のお金の心配」はいらない。
という記事を読んで感じたのでツイートした。
"私が相談を受けている人たちの3割前後は老後資金として1000万円も用意できていません。世の中を見渡したら、定年時に3000万円の老後資金を用意できる人はそれほど多くないでしょう。" 「貯金1000万円でも大丈夫」 老後不安にFPが提言 : NIKKEI STYLE https://t.co/KNJpBUlnaI
— Kotaro (@Kotaroux) 2018年2月17日
この記事は50代で早期リタイアされている投資家NightWalkerさん(@nwalkerz)のブログ「NightWalker’s Investment Blog」の記事で知った。
参照貯金1000万円でも大丈夫: NightWalker’s Investment Blog
紹介されていた記事を要約する。
要約
記事はファイナンシャルプランナー(FP)の畠中雅子氏が書いている。
要約は次のとおり。
- 老後資金を定年までに3,000万円用意できている人は少ない
- 1,000万円も用意できずにやりくりしている人も多い
- 50代まで株式投資を経験していない人が老後資金のために株をやるのは危険
- 95歳までの老後資金は、65歳までに1,000万円程度用意できればOK(見積もり根拠は記事参照)
- 老後の節約は「定年後の住み替え」が効果的
- 自宅で最期を迎えるのは意外にカネがかかる(対策は記事参照)
- 事前にコスト削減対策と老後資金の見積もりをやっておけば将来不安はかなり解消できる
老後だけでなく早期リタイアする場合でも応用できそうな知恵だ。
本記事の計算を採用するなら、早期リタイアならば年金受給開始の時点で貯金が(2018年の貨幣価値で)1,000万円程度あればいいということになる。
一番の浪費は「知識不足」
本記事を読んで一番感じたのは「知識不足が一番高コスト」な生活になるということだ。
老後にどんな生活がしたいのか、何が必要か、それにはいくらカネがかかるか、何の知識もなければ不安を感じて他人のネガティブな意見に振り回される。
早期リタイアやセミリタイアする人はたいてい、将来いくらかかるか、10年くらいかけて(笑)じっくりと計算して退職していると思う。
老後資金の準備も同じで、お金に困らないための知識をじっくりと時間をかけて収集して冷静に金額計算していく。
そうすれば「老後に3,000万円必要!」といった「煽り記事」につきあう必要はなくなる。