たまたま、テレビのニュースを見ていたら「年末ジャンボ宝くじ」を買った人のインタビューをやっていた。
「ニュース」というより、ほとんど宝くじの「CM」ですな。
「宝くじに当たったら何に使いますか?」という問いに対して宝くじを買った中年女性が、
「老後の医療費」
と答えていた。
わたしは思わず心の中で、
「それはアカン」
と突っ込んでいた。
老後の医療費を用意するなら、貯金した方がいいよ。
宝くじを買うカネがあるなら貯金
「年末ジャンボ宝くじ(2018年)」の最高当選金は10億円だ(1等+前後賞)。
参照宝くじ公式サイト
老後の医療費に10億円もかかるんですか?
そんなにはかからない。
もしかかったとしても「高額療養費」でほとんど戻ってくるって。
参照高額な医療費を支払ったとき(高額療養費)(全国健康保険協会)
それに、宝くじで億単位の当選金がもらえる可能性はほとんどゼロだ。
「貯金のありがたさ」をかみしめた
「老後の医療費は貯金がいい」のは、わたし個人の経験からだ。
先日死去した母の医療費は、母本人の貯金から支払うことができた。
貯金しておいてくれたおかげで、家族が医療費を負担することはなかった。
老後の医療費が心配なら、貯金しておくべきなのだ。
もし母が「宝くじの当選金」をアテにしていたら、老後はほとんど貯金がなく、医療費は家族が負担していたことだろう。
貯金しておいてくれて、ありがとう。