会社から「お前は余剰人員だ」と言われたら早期退職すべきか、それともプライドを捨ててしがみつくべきか……。
損保ジャパン、4000人削減=ITで効率化、介護分野などに配転(2019.6.25 時事ドットコム)
という記事を読んで考えた。
損保ジャパンでは、業務の効率化を進め4,000人の削減と配置転換を目指すらしい。
「余った従業員」って何?
わたしが記事を読んで強く引っかかったのは「余った従業員」という言葉だ。
余った従業員は介護などを手掛けるグループ企業に配置転換し、新卒採用も抑える。希望退職者の募集は予定していない。
効率化の結果、仕事がなくなった従業員は「余った従業員」と言えるが、他に言い方がなかったのかな。
気持ちよく配転先へ行けるか
配転先は「介護などを手掛けるグループ企業」と公開されているから、「介護などを手掛けるグループ企業」に転属する社員は「余った従業員」ということになる。
「余った従業員」のレッテルを貼られて、気持ちよく配転先に行って仕事ができるのかな。
社員を受け入れるグループ企業も気持ちよく受け入れられるだろうか。
「介護などを手掛けるグループ企業」が、まるで仕事ができない余剰人員の吹きだまりのように思われてしまうかもしれない。
アホらしくて早期退職する人も出るんじゃないか。
ただ、希望退職の募集はないから退職金の上乗せがないので、早く辞めてくれたら会社は願ったり叶ったりなんだろうけど。