「セミリタイア希望」をネット等で公言しているのにいつまでたっても退職しない理由は?
「お金がない」
というわけではなく、数千万単位のお金があっても辞めない理由を考えてみた。
ちなみにわたしはセミリタイア資金を用意して、退職を決意したが、実際に退職するまで5年かかった(笑)。
わたしがすぐに辞めなかった理由は「退職の意思をどうやって上司に伝えればいいかわからなかった」からだ。
3つの理由
すぐにでも退職できそうなセミリタイア希望者が実行しない主な理由として、考えられるのは次の3つだ。
- 生活レベルを落としたくない
- 家族の了解が得られる自信がない
- 本当は辞めたくない
それぞれ、くわしく説明する。
生活レベルを落としたくない
1つめは「生活レベルを落としたくない」だ。
十分な貯金を用意しても、退職してセミリタイア生活に入ると収入は減る。
収入よりも自分の時間を優先するのがセミリタイア生活なので、収入減は想定内だ。
が、人間の本能として「生活レベルが下がる」のを受け入れるのは難しい。
特に「人並みの生活」を目指してきたサラリーマンとその家族にとっては。
嫁ブロック妄想
2つめは「家族の了解が得られる自信がない」だ。
早期退職してセミリタイア生活に入るには、家族の了解があったほうがいい(わたしの経験から)。
が、家族の了解がもらえるのか、自信がない。
既婚者なら「嫁ブロック」を妄想するだろう。
「退職を家族に猛反対されるのではないか」と悩み続けてそこで止まっているケースだ。
辞めたくない
3つめは「本当は辞めたくない」だ。
「会社を辞めたい」「セミリタイアしたい」と何年も公言しつづけながらいつまでたっても辞めない理由は、そもそも辞める気がないからだ。
よくある「愚痴」だ。
昇進昇給があったり、希望していた部署に異動になったりすると愚痴はピタッと止まる。
ただし、「20xx年に辞める!」と期限を切っている場合は「退職の本気度」は高い。