厚生労働省(@MHLWitter)のツイートによると、新型コロナウイルスについて大事なことが書いてあるようなので、読んだ。
【国民の皆さま、ぜひご一読ください】
3月9日に開かれた「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」での見解を掲載しています。少々長い文章ですが、とても大事なことが書かれています。皆さま、ぜひご一読をお願いします。■#新型コロナウイルス 専門家会議の見解https://t.co/VftVDP3PWJ
— 厚生労働省 (@MHLWitter) March 10, 2020
参照新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 「新型コロナウイルス感染症対策の見解」(PDF)(2020.3.9 厚生労働省)
7ページの長文なので、要約してみた。
感染防止のための3本柱
新型コロナウイルスの感染防止の3本柱は次のとおり。
- クラスター(集団)の早期発見・早期対応
- 患者の早期診断・重症者への集中治療の充実と医療提供体制の確保
- 市民の行動変容
3つめの「行動変容」については次にくわしい。
参照行動変容ステージモデル(厚生労働省 e-ヘルスネット)
感染者数の見通し
感染者数は一時的な増減はあるが、当面は増加傾向となるようだ。
数のカウントは2週間のタイムラグがあるようなので、「最新の感染者数」は2週間前の数字だ。
なぜ2週間かかるかといえば、潜伏期間(感染~発病)が平均5日間で、発病から報告まで平均8日かかるから(北海道のケース)。
重症患者
発病初期の段階で重症化するかどうかを症状で見分けるのは難しい。
普通の風邪の症状から5~7日程度で症状が急激に悪化する。
重症化すると、入院期間は3~4週間となるケースが多い。
重篤の場合、人工呼吸器だけでなく人工心肺を用いた集中治療が必要となる場合あり。
長期的な見通し
日本国内で流行を抑制できたとしても、国外の感染状況次第で再流行する可能性あり。
世界的な流行が進展しているため、国外から感染が持ち込まれる事例が予測される。
急速な感染拡大が予測される地域では「人と人との接触を抑える」対策を進め、感染リスクの低い活動から解除するなど、「社会・経済活動」と「感染防止」のバランスを考慮した対策が長期にわたって続くと予想される。
個人でできる感染予防策
次の3条件がそろう場所を予測し、避ける。
- 換気の悪い密閉空間
- 多くの人が密集
- 近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声
※上記はあくまで「要約」なので、詳細は本文を一読してください。
参照新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 「新型コロナウイルス感染症対策の見解」(PDF)(2020.3.9 厚生労働省)