ラジオを聴いていたら、「カワウソカフェ」について話題にしていた。
番組ブログWEEKEND PLUS(FM802)
「猫カフェ」で猫たちとふれあえるように、「カワウソ」とふれあえるカフェだ。
驚いたのはカワウソの「値段」だ。
60万円するらしい。
赤ちゃんだと100万円もするとのこと。
高い。
カワウソの値段を聞いてこんな疑問が浮かんだ。
「カワウソは”減価償却”する必要があるのか?」
カワウソの会計処理
カワウソは60万円もするのだから、当然ながらカワウソカフェにとっては「資産」だ。
おそらく店で一番稼いでいるから「最重要の資産」といっていい。
カフェが所有している動物はどんな種類の資産になるのか。
調べてみたら、カフェの動物は会計上「器具及び備品」という「資産」であり、減価償却するときの耐用年数は8年だそうだ(耐用年数未満で死んだ場合は未償却分はすぐに経費で計上できる)。
参照猫ちゃんの耐用年数は8年…みーんな大好き猫カフェ・会計面から見ると「器具・備品」に(2019.9.5 まいどなニュース)
カワウソは損金で処理できない
カワウソは60万円もするから購入した年度に一括で損金、つまり経費として処理できない。
もし、カワウソカフェが「中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例」の条件にあてはまる業者であれば、カワウソの取得費用が30万円未満なら経費(損金)として計上できる。
参照No.5408 中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例(国税庁)
が、60万円もするから「器具及び備品」として資産としてバランスシートに計上して、8年かけて減価償却していかなければならない。
参照減価償却資産の耐用年数等に関する省令(電子政府の総合窓口「e-Gov」)