利息が年利2400%というヤミ金「後払い現金化商法」があるらしい。
年利2400%、ヤミ金の新たな手口「後払い現金化」が横行…コロナ困窮者を狙うhttps://t.co/UsacskozKE#社会
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) October 18, 2021
「2400%」という数字のインパクトがすごい。
上記記事によると、手口はこうだ。
客に無価値の商品(FXの指南書)を5万円で売り、客がヤミ金業者のサイトに無価値商品のレビューを「高評価」で投稿すると3万円がもらえ、後日に客が5万円を「商品代」として払う。
要するに、3万円を借りて2万円の利息を上乗せして返済している。
年2400%で何日借りたのか
ヤミ金業者から年利2400%で3万円を借りて5万円を返済したとしたら、何日借りたのか?
算数の問題だ。
利息が年利2400%で2万円だから、d日借りたとすると、1年=365日として、
30,000 × 24 × d ÷ 365 = 20,000
d = (365 × 20,000)/(30,000 × 24) = 10.138……
よって、記事の例では10日間借りたと思われる。
参照利息計算
3万円借りてたった10日で利息が2万円(元本の6割7分)!
トイチ(10日で利息が1割)でも高利なのに、10日で6割7分だ。
こんな借金したら財政破綻しちゃうよ。
国の借金より自分の借金を心配した方がいい
最近、財務事務次官の財政破綻論文が話題になっている。
日本政府の財政なんてまったく心配しなくていい(本気で心配しているならすでに資産をすべて外貨に替えて海外移住しているはず)。
参照コラム:日本の純資産はプラマイゼロ、IMFの新国富論(2018.10.13 Reuters)
それより「年利2400%でカネを借りる人がいる」ことが驚きだ。
やはり、ひとはお金に困ると正常な判断能力がなくなるのかな……。
国家財政の借金を心配するヒマがあったら、自分の借金の心配をした方が何倍も生産的だ。
参照「今すぐ現金」「手軽に現金」に注意ください!(金融庁)