会社を辞めるのが怖い理由は「ほとんどの人は失業すれば3ヶ月で破産するから」

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久しぶりに『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』(ロバート・キヨサキ著)を読みなおした。

懐かしい。

マイホームやマイカーのローン返済に追われたり、インデックスファンドを買って投資した気になっているサラリーマンには耳の痛いことが書いてある。

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借金怖い

借金に頼った生活をしていれば「ほとんど人は失業したら3ヶ月で破産してしまうだろう」と。

終身雇用が崩壊し、不動産価格もどうなるか不明なのに「30年ローン」なんていう某国の発想はちょっと常軌を失っていると思う。

「高給取りだから安心」というのは幻想だ。

いくら稼ぐかは問題ではない。どれだけお金を持っていられるかが問題なのだ。

サラリーマンは「年収○○万円」という「収入」にこだわる。

でも、本当に大事なことは「今、仕事がなくなって無収入となっても保有する資産だけであと何年持つか」なのだ。

経済的自由を目指すには、「貯金で当分のあいだ無収入で生活できること」と「どれだけ効率よく資産運用できるか」を考えるべきだ。

本書では裕福度を示す指数として、年収ではなく、「貯金÷支出(月額)」を提示している。

「裕福度」を計算する

例えば、3,000万円の貯金があり支出が月20万円ならば、裕福度は3000/20=150ヶ月(12.5年)だ。

1億円あっても支出が月100万円なら、裕福度は10,000/100=100ヶ月(約8.3年)となる。

出版されてから12年ほど経っているが、お金に対する考え方は今でも十分通用する。

サラリーマンをすぐに辞める必要はない。「従来のサラリーマン的な考え方」をやめるだけで、金融資産を築くスピードが変わると実感する1冊だ。

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