有名ブロガーのイケダハヤト氏が東京から高地に引っ越したことがニュースになっている。
ニュース記事:有名プロブロガー・イケダハヤト氏、高知へ移住 「東京で消耗するのが嫌になった」 (2014.6.2 J-CASTニュース)
引っ越しただけなのにニュースになるって、すごい。
引越し代の一部は「引っ越しの告知」でまかなえたのではないだろうか?
ブログのタイトルも「まだ東京で消耗してるの?」に変わっている。
「地方に移住すると年収が増える」仮説
高知に移住した理由は上記の記事によると、「東京在住者が地方に移住すると年収が増える」という仮説に基づいているらしい。
イケダさんの持論では、ブロガーやマーケター、エンジニア、デザイナーなどのデジタル系クリエイターは、移住によって「できること」が増えるため、「東京を卒業して地方に移住すると、年収が上がると思う」。しかしこの「クリエイター移住論」は仮説にすぎないため、「体を張って実地検証」することにした。
東京から高知への移住は、その仮説を自分で検証するためのようだ。
東京は江戸時代から高コスト都市
「収入が増える」というイケダハヤト氏の仮説は正しいのかは検証待ちだが、支出は確実に減ると思う。よって、「純利益」は増えるのではないだろうか。
わたしも東京に住んだことがあるのでわかるのだが、東京は何をするにも「現金」が必要だ。
江戸時代の儒学者・荻生徂徠が八代将軍徳川吉宗に献上した『政談』という書物には、
江戸に住すむということは、まるで旅をしているようなものです。衣食住から箸一本までカネを出して買い揃える必要があります。すべて、カネを出して買い揃えないと一日も生きていくことができません。
抄訳 Kotaro
と書いている。
東京は江戸時代から「高コスト都市」だったのだ。
地方に移住して生活コストとストレスが減れば、活動の質と量が大きくなるだろう。
わたしもそうなっている。