「株式投資の達人の愛読書はヘーゲル」で紹介した、丸田潔『お金がたまる人 たまらない人―なぜあの人はお金がたまるのか』を読み返した。
本書で紹介されている「お金がたまる人の習慣」をいくつか挙げてみる。
お金がたまる人の習慣
- 誠実、親切
- 掃除が行き届いている
- 書くことが好き
- 家計簿をつけている
- 秘密のお金を持っている
- 自分には「お金はない」と思っている
- 住まいは質素
- 本業の勉強を怠らない
- 税制、社会保障制度に精通している(高度なマネー知識は不要)
- アリよりもキリギリス(「お金がたまる」趣味を持っている)
それぞれの習慣の説明は本書を参照してください。
上記のような習慣や知識も必要かもしれないが、何より「お金がたまる人」であるために必要なのは、本書の最後にも書いてあるとおり、
自分のお金を使わない
ことだ。
お金を使わないで生きるには
老後のためにお金を貯めるのは必要なことに違いないが、コストのかからない住宅と家庭菜園のノウハウを身につけていれば、老後の生活費は大きく違ってくる。若い人であっても「たまる人」のなかには家庭菜園で食事代を浮かしている人が実は多い。また、地方の「たまる人」は本人や周囲に農業や漁業従事者がいて、食費をカバーしているケースが少なからずいる。
本書p.191
お金を使わないで生活する
これが最強の蓄財法だ。
じゃあ、お金はいつ使うのか、何のためにためるのか。
お金を使わないと生きていけない事態になった時に備えてためておく。
お金は「セーフティネット」のような役割を果たす。
投資して金融資産を積み上げるのも大事だが、
生活の中に「お金を使わない仕組み」を作る
というのも投資の一つだと思う。
支出が減れば「お金だけのためにやりたくない仕事をやらなくていい」という最高のプレゼントもついてくる。