ブログを運営して生計を立てている人がいるらしい。しかし、無名のブロガーから見ると疑問が浮かぶ。
「ブログの運営だけでは大して儲からない。どうやって生計を立てているのか?」
この疑問を解明するため、山田真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 』(光文社新書)を読んで仮説を立ててみた。
生計を立てるためには「利益」を上げないといけない。
利益とは、「売上 – 費用」。
ブログが商売として成り立つには、
①売上を増やす
②費用を減らす
この2つしか方法がない(ブログ以外の商売もみな同じ)。
仮説① ブログは高収入
ブログの収入は主に3つ。
①Google Adsenseのような「広告料」
②ブログ経由で商品を売って紹介料を得る「アフィリエイト」
③自主開発商品などを売る「物販」
これらの収入が生計を立てられるほどの金額になっていればOKだ。もし、これら3つからそれほど稼いでなければ、
本業を持っていて、ブログは副業
ということが考えられる。
サラリーマン、投資家、起業家、作家、講演家、農家、資産家といった「本業」のかたわらにブログを運営している、と考えられる。
仮説② ブログは低コスト
これは、わたしの経験上「そうだ」と断言できる。インターネットに繋がったPCがあればすぐにブログを開設できる。独自ドメイン・レンタルサーバを使ったとしても初期費用は数千円だ。長期間運営すると思えばほとんど「タダ」に近い値段だ。
生活も質素にすれば、低コストでブログを運営することは可能だ(これが一番大変?)。
本書にあるように、利益を出すには2つの方法しかない。
・売上を増やす
・費用を減らす
世の中に「金儲け」のノウハウがあふれているが、結論は「売上を上げる」か「費用を減らす」のどちらかしかない。これ以外に「裏ワザ」を紹介されたとしたら、それは妄想か詐欺の可能性が高い。「簡単な作業で誰でも年収1,000万円!!!」とか。
一番確実に「利益」を出す方法は、もちろん後者の「費用を減らす」だ。実力も運もいらない。誰にでもすぐにできる。