賭けや投資で確実に負ける方法

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ルーレット

『徒然草』の第110段には、投資でヒントになる方法が書いてある。訳してみると、

ゲームの名人によると、「勝とうとするな。負けないようにすべきだ。一番早く負ける方法を考えて、その方法を使わないようにして少しでも負けないようにすべし。」


必勝法を求めずに、必敗法を考えて、それをしないようにせよという。

どんな方法が「一番早く負ける方法」だろうか?


谷岡一郎『ツキの法則―「賭け方」と「勝敗」の科学 』(PHP新書)によると、賭けにおいて「確実に負ける賭け方」がまとめられていたので引用する。

イ 「回数」を増やす

○長時間プレイする
○一度に何点も賭ける
競馬:「ボックス」「ながし」「抑え」
ルーレット:レイアウトを埋めつくす

ロ 「同じ金額」を賭ける

○一定額
○高倍率の抑えは少額に

ハ 「本命」狙いに徹する

ニ 実力(skill)の必要なゲームに挑戦する


賭けの対象を「期待値の低い賭け」にすると「必敗度」はさらに上がる。

例えば、宝くじや公営競技(競馬、競輪等)のような、期待値が100%を大きく割り込んでいるゲームを長期間やり続けると、確実に負けることができる。

ただし、競馬は時間あたりの可能プレイ数が少ない(半日で10レース程度)ので、負けるスピードが遅いというメリット(?)もある。

期待値の低いゲームで「ひょっとしたら勝てる賭け方」も紹介されている。詳細は本書を参照してほしい。

投資の場合はもっとシンプルだ。

イ 手数料が高い
ロ 税金が高い
ハ 期待値が低い
ニ 借金している
ホ 無理して配当金を出している
ヘ パンフレットが豪華

これが揃っていると、負けやすくなる。

勝つために努力をする必要はない、負ける努力をやめればいい。

※2014.9.2 22:16追記 書籍のリンクが崩れていましたので修正しました。

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