昨日(2014年11月11日)は、日経平均株価は17,000円台に乗って、終値が17,214.11円となった。
為替も一時1ドル116円台となった。
含み益が大きく膨らみ、金融資産を大きく増やした個人投資家も多いと思う。
「これだけあればセミリタイアできる」
と思って勤務先に退職を申し出るのはちょっと待った方がいい。
安心している時が危険
株高が続くと「資産効果※1」で気が大きくなる。
「投資の達人」「小金持ち」になったような気分になる。
こんなときに退職を決めるのは危険だ、とわたしは考えている。
というのは、株高のような好調期に退職すると、株価が暴落したときのショックが大きすぎるからだ。
必ず後悔する。
退職は、株価が低迷している時、含み損を抱えている時のような、経済的に不調の時がいい。
「最低の時」に退職すると、あとは上っていくだけだ。
どん底の時に退職した
わたしが退職した2011年は、大納会(2011年12月30日)の日経平均株価(終値)は8,455.35円だった。今の半分以下。
株式投資は、外国株は好調だったが、日本株は含み損を多く抱えていた。しかも、東日本大震災の年で、先がまったく見えない時だった。
「今が底かな」
と100%確信したわけではなかったが、退職してセミリタイア生活に入った。