就職してはじめて知って驚いたのが、
「会社の系列によって、宴会で出されるビールの銘柄が決まっている」
ということだった。
「三菱鉛筆は三菱グループとは無関係」ということを知った時と同じくらい驚いた。
具体的には、旧財閥別ビールの系列は次のようになっている。
五大財閥とビールの銘柄
「キリンビール」=三菱系
「アサヒビール」=住友系
「サッポロビール」=芙蓉系
「サントリービール」=三和系
こんな分類です。なお、三井系は「サッポロ」か「サントリー」のいずれか、となっています。出典ブログ「想い出づくりの専門家 結婚式二次会のスナップ写真撮影 横浜 雫写真事務所」の記事「お客様の「会社」の系列によってビールの銘柄を変える」
入社前にオリエンテーションがあり、終了後の飲み会で人事部の方が上記のような「ビールの系列」を教えてくれた。
飲食店・ホテルなどが、主催者の「系列」によって提供するビールを変えているそうだ。
例えば、住友系の客にはアサヒビール、三菱系の客にはキリンビールを出しているそうな。
「系列外のビール」が出ると怒るか
確かに、会社が主催する飲み会ではいつも特定のビールしか出てこなかった。
ビールを出す方も「系列外のビールを出すと怒られそうだから」と「忖度」しているのだろう。
例えば、住友系の会社の飲み会で「キリン一番搾り」を出すと怒られるんじゃないか、嫌みを言われるんじゃないか、とか。
一度、会社の飲み会でわたしが勤務していた会社の系列と違うビールが出たことがあった。
が、誰も怒らず(系列外のビールと気がつかず?)、飲んだ(笑)。
今はどうなっている?
わたしが就職するまでは系列といえば、銀行・保険くらいしか知らなかった。
ビールを出す時に会社の系列で銘柄を変えないといけないなんて、面倒くさい。
今はどうなってるんだろう。