老後の不安が止まらない……予期せぬ出費が次々あなたに襲いかかる (2015.8.7 現代ビジネス)
という記事を読んだ。
老後資金が溶けていく
定年まで働いてコツコツとリタイア資金を貯めたのに、想定外の出費で貯金が激減してしまうケースが紹介されていた。
人間、「出費」では驚かないが、「想定外の出費」というのは驚くだけでなく精神的にダメージを受ける。
例えばこんなケース。
60歳の定年時に退職金が約900万円出たが、自宅ローンの残金を返済したため、大きく目減りした。68歳の時点で、現役時代からの蓄えと合わせて2000万円の預貯金があったものの、前出の娘夫婦のマンション購入を助けた件もあり、すでに1600万円を割り込んでいる。
老後の生活費にあてるつもりだったお金が、娘のマンション購入費に消えたそうだ。
その他、意外にカネがかかるのが「交際費」だそうだ。
友人から遊びや旅行に誘われると断りきれないらしい。
近場で遊んだとしても、回数が重なればバカにならない金額になる。
また意外な出費につながるのが、生涯学習の勉強会や地域のカラオケの会などだという。それ自体にかかる費用は少なくても、同好の士と意気投合して『今度旅行に行きましょうか』といった話になりやすい。だからといって、出費を警戒しすぎ、自宅に引きこもるのもつまらない。
サラリーマン時代に改善できなかった「会社の飲み会を断れない性格」が老後に「仇」となるケースだ。
図書館に飽きてパチンコへ
読書が好きなわたしが気になったのはこのケース。
初めはおカネのかからない公共の図書館や公民館に通う人も多いのですが、それに飽きてしまうとパチンコに行く人が増える。
子供が独立し、妻に先立たれて話し相手がいなくなると、最初は図書館・公民館通いで満足していたのが、次第に飽きてパチンコのような出費が多い遊びに走るというのだ。
図書館に飽きてパチンコに走る原因は「読書習慣がない」からだ。
読書を習慣として身に着けていれば、読書に飽きることはない。
わたしの場合、図書館で借りてきた本を自宅でゆっくりと読むのが何よりの楽しみだ。
パチンコが無料になったとしても、行くことはないだろう。
<関連記事>
家計を「システム化」してお金のストレスから解放される