またまた、会社で働いている夢を見た。
「悪夢」の部類に入る夢だった。
まあ、「会社で働いている夢」はわたしの中ではすべて悪夢なんだけど。
内容はこうだ。
取引先でのプレゼンに遅刻しそう
ある朝、会社に向かう電車に乗っていた。
電車の中でぼーっとしながら、ふと気づいた。
「あ!今日は朝10時から取引先でプレゼンだった!」
会社に向かう電車に乗ってはいけない。
取引先に向かうには、別の路線に乗らなければならない。
さらに、最悪なことに気づいた。
ノーネクタイだ。
真夏とはいえ、取引先に行くならネクタイは必要だ(と、夢の中で思っていた)。
さらに最悪なことに、プレゼンの資料を会社に置いてきていることに気づいた。
ネクタイを買って、会社に立ち寄って資料を持って取引先に行かなければならない。
時計を見ると8時30分だった。
会社に立ち寄って取引先に向かえばギリギリ10時に間に合うかどうか、微妙だった。
気が焦りまくる。
ネクタイを売ってくれない店
会社の最寄り駅で降りて、ネクタイを売っている店をさがした。
幸い、紳士服店のような店があって、ネクタイが置いてあった。
グレー地で、しかもニコニコマークのようなふざけたイラストが入ったネクタイしかなかったが、デザインなんか気にしている余裕はなかった。
「こんなネクタイをつけて取引先に行ったら怒られるんじゃないか」と思いつつ、仕方なくネクタイを手にしてレジに行った。
すると、店員が驚くべきことを口にした。
「ネクタイを売るにはお客様の”審査”が必要です。審査結果は後日ご連絡します」
えー、今すぐ売ってくれないの?
何を「審査」する必要があるのか?
借金するんじゃあるまいし。
話にならないからネクタイを買うのはあきらめて、会社に向かった。
会社があるはずの場所へたどり着いたが、会社のビルがない!
通勤途中で道に迷うなんて、ありえない。
焦りはさらに強くなった。
取引先へは遅刻、ノーネクタイ、プレゼン資料はなし。
どうする?
退職していることに気づいて現実世界に戻る
最悪だ、と落胆していた。
もう「万事休す」と完全にあきらめていたとき、気づいた。
そういえば、もう会社を退職しているはずなのに、何で会社に行かなきゃならんのだ?
ここで目が覚めて、まったりとした現実世界に戻ってきた。
まるで「臨死体験」のような夢だった。