40代でセミリタイアするなら貯金は「3年分の生活費」で安心できる

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ひょっとしたら、セミリタイア生活を送るのに何千万円、何億円もの貯金を用意する必要はない?

そんな莫大な貯金はいらない。

というのが、40代前半で早期退職して、5年以上セミリタイア生活を送ってきて、最近実感していることだ。

会社を退職する前は「早期退職するなら、最低でも”余命×年間生活費”くらい貯金は絶対必要」と思っていた。

しかし、退職後5年以上経過して、「セミリタイア生活には莫大な貯金が必要」とは思えなくなってきた。

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リタイア資金の見積もりのようなもの

退職前は次のような「リタイア資金シミュレーション」をよくやった。

例えば、40歳で早期退職するなら、平均寿命が80歳で生活費が年平均200万円だとすると、

40(年)×200(万円)=8,000(万円)

このうち、65歳~80歳までの約15年は年金が支給されると仮定する。

仮に、国民年金と厚生年金で月10万円もらえたとすると年金収入は年120万円となる。

15年間だと、15(年)×120(万円)=1,800(万円)

よって、退職前に用意すべき貯金は、

8,000(万円) – 1,800(万円) = 6,200(万円)

という「見積もり」をして、最低6,200万円の貯金を用意してから退職しないといけない。

と思っていた。

3年分の貯金があればとりあえず安心

なぜ、退職前にセミリタイアするには最低何千万円ものお金が必要だと思うのか?

それは、退職直前は「もう二度と仕事をしたくない」と思っているからだ。

退職直前が一番「闇」が深い。

つまり、脳が「完全リタイア志向」になっている。

「完全リタイア」というのは、退職後は無為徒食(ニート)が基本で、貯金の取り崩しと年金で暮らすことを指す。

小説『れんげ荘』の主人公のようなイメージだ。

45歳おひとりさまが早期退職して月10万円ずつ貯金を取り崩して生きる『れんげ荘』
まさに自分が今やっているような「早期リタイア生活」を題材にした小説があったので読んでみた。 群ようこ著『れんげ荘』だ。 もし、早...

しかし、実際は「完全リタイア」は妄想でしかなく、退職後も特にフルタイムで働かなくても収入が発生する。

わたしの場合、退職後の主な収入源をあげるとこうなる。

  • 株・投資信託の配当金
  • 預金利息(ごく少額だが)
  • 当ブログの収入(Google Adsense、アフィリエイト)
  • Kindle本(下記)のロイヤリティ収入

サラリーマン時代の収入に比べると、金額と安定度は及びもつかないが、退職後にお金に困ることは今のところない。

上記の収入に加えて、何かあったときの予備費として、「3年分の生活費に相当する貯金があれば十分」だと感じる。

もし、生活費が年200万円なら、600万円くらいの貯金があれば、お金に困らずにセミリタイア生活を送ることができる。

退職後に数千万円~数億円のお金が必要なケースは、例えば株式投資・不動産投資などの「種銭」として使うケースがある。

お金がなくなりそうなら働けばいい

「600万円の貯金なんて、少なすぎる」という声はあると思う。

子供がいたり、住宅ローンが残っていたら、とても足りない。

もちろん、教育費や住宅ローンは絶対に必要なお金だから、「リタイア資金」とは別に確保しなければならない。

また、どうしても「完全リタイア」を目指して「生涯無業無収入」を貫きたいならば最低数千万円以上は必要だろう。

しかし、「やりたいことをやってそこそこ稼いで、もしそれでも足りなければ、また以前のように働けばいい」というスタンスでいれば、退職前に大金を用意しなくてもセミリタイア生活はできる。

まとめ

人間、お金が必要になると体が勝手に動くものだ。勤労意欲の有無に関係なく。

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