早期退職後に取り崩した貯金は年平均44万円

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1万円

「早期退職後は貯金の取り崩しで生活費を捻出する」という計画を立てている人も多いと思う。

わたしも退職前は、会社を退職したら生活費のかなりの部分を「貯金の取り崩し」で補う覚悟はしていた。

しかし、いざ退職して蓋を開けてみたら、意外に出費は少ない。

2011年に退職して6年近くになるが、わたしのセミリタイア生活の貯金取り崩し金額を調べてみた。

「貯金取り崩し額」とは、株価や為替変動がなければ減っていた額のことだ。

つまり、「もし金融資産がすべて現金(日本円)だったら、これだけ減っていた」という金額だ。

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直近5年の貯金取り崩し額

家計簿から、直近5年(2012年5月1日~2017年4月30日)の貯金取り崩し額を調べてみた。

すると、年平均で44万円だった。

月額換算だと、3万6,000円だ。

以外に少ない。

退職前は「会社を辞めると無収入なので、生活費にかかる金額がそのまま貯金から消えていくだろう」と予想していた。

例えば、生活費が年間200万円だとすると、毎年200万円近く金融資産が減っていくと思っていた。

しかし、蓋を開けてみると意外に貯金を取り崩さなくてもいいセミリタイア生活ができていることがわかった。

ブログ開設とアベノミクス

あまり貯金を取り崩さなくてもよくなった要因は2つある。

ひとつは「当ブログが収益をあげ始めたから」だ。

退職して約2年経過した2013年9月に当ブログ「SOUTAi 40」を開設した。

約3年半運営しているが、そこそこ収益があがるようになった。

具体的な収益額は当ブログのKindle版『40代で早期退職してセミリタイアとお金について考えた』を参照してください。

※※

ふたつめは「アベノミクスによる株高」だ。

ぶっちゃけていえば、配当金収入ですな。

退職後、株の売却はほとんどやっていないので、株式投資の収益の大部分は配当金だ。

貯金を取り崩す必要はなくなる?

もし、ブログや株式投資の収益が伸びていって、「収入>支出」となれば、退職前に用意した貯蓄を取り崩す必要がなくなる。

実際、2017年以降は「貯金取り崩し」はゼロだ。

つまり家計が黒字化している。

もちろん、ブログや株式投資の収益は不安定なので、楽観視するのは禁物だ。

まとめ

退職後のお金の心配をするあまり、貯蓄額を積み上げたいがために退職時期を延ばしたのは取り越し苦労だった。

comipo
▲上記のマンガは「コミPo!」(無料体験版)で作成

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